この追悼サイトは、 澤谷家 ファミリーヒストリーとして作成されました。

澤谷家墓所：北海道　浜益　大心寺　墓所マップ

澤谷家は幕末から昭和初期にかけて、石狩市浜益区浜益（旧茂生村適沢）で漁業や海運業を営んだ家でした。初代と２代目の澤谷氏は、浜益の漁場経営に関わりました。初代の澤谷新三郎は安政年間（1854～1859）頃から、ハママシケ場所の下請漁業者として一つの漁場を担当したと考えられます。澤谷家の漁業について、函館市中央図書館には明治２年（1866）の記録があります。また、明治６年（1873）には茂生村の伍長として澤谷新三郎の名が見られ、地位が推察されます。

２代目の澤谷新三郎（1874-1930）は浜益の澤谷漁場で大規模な「鰊定置漁業」を経営し、漁夫200名以上を使用しました。彼は村会議員や浜益村村長としても活躍し、適沢合資会社や海運業も経営しました。昭和７年（1932）に合同漁業株式会社へ加入し、自家番屋以外の番屋や漁具なども出資しました。

残念ながら、漁場跡や番屋は昭和49年（1974）の国道231号線の開削により消失し、現在はその跡を見ることはできません。



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