承継
メッセージ
このメッセージは、 2025年9月4日に、IyanagaNobumiさんが投稿
斉藤英喜先生のご冥福を慎んでお祈り申し上げます。
ご生前には、斎藤先生には本当にいろいろお世話になりました。とくに思い出に残っているのは、2000年代初めに、コロンビア大学の「陰陽道学会」にご一緒したことです。その時、初めてお目にかかったと記憶していますが、陰陽道のこと、いざなぎ流のことなど、まったく知らなかったことを多く学ばせていただきました。
その後も折りに触れ、ご著書をいただいたり、さまざまな方々をご紹介いただいたりして、心から感謝しております。さらに、先生が編集された書物にも、拙稿を収録させていただいたこともありました。
あまりにも早く、突然のご逝去でした。
また、先日は、ご遺著をご恵贈下さり、ありがとうございました。
ご遺族の皆さまのご平安をお祈り申し上げます。
このメッセージは、 2025年9月4日に、安田清人さんが投稿
斎藤先生

 初めてお目にかかったのは、私がまだ歴史雑誌の編集部におりましたころ。先生は椙山女学園大学にお勤めでした。ゲラの著者校正を、わざわざ出張校正中の印刷所までお持ちいただき、大変恐縮したことをおぼえております。それから何度もお仕事をさせていただき、本当にお世話になりました。私が会社を辞めて独立したときにはご心配をおかけしてしまったのですが、その後、京都で酒席をともにさせていただいたおり、こうして京都で一緒にお酒が飲めるようになったのだから脱サラも悪くなかったかもしれませんね、とおしゃっていただいたときの笑顔が忘れられません。四半世紀以上にわたるご厚誼に改めて御礼申し上げます。私はまだしばらくは歴史の本を作り続けます。きっと先生にも面白がっていただけるような本を作りますので、どうぞお見守りください。
このメッセージは、 2025年9月4日に、TABIKIKatsujiさんが投稿
斎藤英喜先生

早いもので、先生のご逝去から1年が経ちました。
お目にかかるときはいつも、優しい笑顔だったことが今でも思い出されます。
お仕事を手伝わせていただいた単著は『安倍晴明』と『折口信夫』でしたが、
4年ほど前からは、新企画の構想を進めていただいていただけに、いまだに実感がわきません。

先生と初めてお目にかかったのはもう20年ほど前になるでしょうか。
執筆依頼のため佛教大学の研究室に参りましたが、
すでに部屋の中は書籍はもちろん、様々なモノで溢れかえっていて、
とにかく研究を楽しんでおられる様子を窺えたことを覚えています。

先生は、とにかくご自身が楽しんで研究を重ね、
それを著作や講演を通じて多くの人々に伝えて(巻き込んで)こられました。
私は担当編集者ということもあって、先生の著作はけっこう読んできた方ですが、まだまだ読めていないものも多くあります。
先生が深められていた思索の世界は、今後は一読者として著作群より味わってまいります。

あらためてご冥福をお祈りいたします。     田引
このメッセージは、 2025年9月3日に、芦花公園さんが投稿
本日、斎藤英喜先生の一周忌を迎えるにあたり、謹んで哀悼の意を表します。
先生には、生前大変お世話になりました。心より感謝を申し上げるとともに、安らかなご冥福をお祈りいたします。
私が拙作の中に、先生をモデルとした人物を登場させたことを、先生の教え子の方が伝えてくださった、という小さな出来事が、ご縁のはじまりでした。先生はそれを快く受け止めてくださいました。学問の厳しさを保ちながらも、物語の自由を尊び、他者の試みを温かく励ましてくださるお人柄に、どれほど救われたか計り知れません。
のちに『文学と魔術の饗宴』という共著へ、執筆者としてお招きいただきました。身に余る機会でした。
対面で先生にお目にかかる機会は、ついに叶いませんでした。ようやく直接お礼を申し上げられると思っていた矢先の出来事で、ただただ悲しく、悔しく思いました。けれど、いただいたお言葉と信頼は、これからも私の中で灯りのように生き続けます。斎藤英喜先生のことを、私は決して忘れません。
今はもう先生はいらっしゃいませんが、先生を範としてかたどった人物を、これからも私の作品に登場させ、丁寧に描き継いでまいります。
改めて、深い感謝を込めて。斎藤英喜先生、ありがとうございました。どうか安らかにお休みください。
このメッセージは、 2025年9月1日に、髙橋比呂子さんが投稿
斎藤先生へ

今からもう30年前に名古屋の椙山女学園大学短期大学部でお世話になりました。先生のゼミも取っていて、私は指名され『采女』の説明をした際、凄く褒めて下さいましたね。ゼミの仲間で栄まで飲みに連れて行って頂いたこともあります。『桃太郎伝説』『天皇のルーツ』『お賽銭は何故投げるのか?』など…先生のお話はとにかく面白かった…。今でも心に深く残っています。

そんな斎藤先生に再会できたのは、NHKの番組でした。30年ぶりの齋藤先生はあの頃とお変わりなく穏やかでユーモアがあり、お話も理論的で興味深かった。それからアメブロで齋藤先生のブログにアクセスして…。先生のブログを拝見するようになり、いつまでもお元気で大学のお仕事や研究に邁進されると信じて疑いませんでした。

1年前、急な訃報に際し、言葉もありませんでした。先生に教えて頂いたのはたった1年でしたが…。私には心に残る恩師、大きな影響を与えた
方だからです。いつも穏やかで優しい先生でした。おおらかにあの頃の私達を見守り許して下さいました。そんなお人柄も忘れられないことの1つです。

斎藤先生の最後のブログに『また分かったことがある。それはまたおいおい…』と言った文章がアップされています。先生が『分かったこと』とは一体何だったのでしょうか?先生が『分かったこと』は私達にとっては『分からないこと』になってしまいました。先生、いつか『分かったこと』を教えて下さいね。またどこかで…必ず巡り会いたいと思っています。
このメッセージは、 2025年9月1日に、永松敦さんが投稿
斎藤英喜 先生へ

2015年には、宮崎公立大学にまでお越しいただき、誠にありがとうございました。「宮崎の神楽と高知のいざなぎ流-よみがえる中世神話の世界-」を開催できましたことは、小生にとっても大きな喜びでした。翌日には、青島から内海の野島神社に見学会を催し、日向の地の陰陽道、修験道の文化について触れていただき、いろいろとご教示を賜ることができました。これからもいろいろと企画したいと思っていたのに残念ではございますが、これからもどうぞ暖かく見守っていただけると幸いです。心から厚く御礼申し上げます。ありがとうございました・・・                       永松 敦
このメッセージは、 2025年9月1日に、towada_さんが投稿
斎藤英喜先生へ

先生のもとで民俗学を学べたことは、私にとってかけがえのない財産です。研究に向き合われる先生のお姿は、常に楽しげで、時に子どものように無邪気でいらっしゃり、その様子が今も鮮明に心に残っております。
ゼミや研究会にお誘いいただき、多くの学びの機会を与えてくださったこと、また就職活動の折には快く推薦文をしたためていただき、その温かな言葉は今も私の支えとなっております。さらに、先生にお誘いいただいて訪れたBARで、初めてラフロイグの味わいを教えていただいたことも忘れがたい思い出です。
一周忌にあたり、改めて先生のお人柄とお導きに深く感謝申し上げるとともに、在りし日のお姿を懐かしく偲んでおります。

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