承継
軌跡

(化粧品メーカーに勤務)

高等学校卒業後、明治45年、創業明治26年の化粧品製造メーカーである高橋東洋堂に入社し、太平洋戦争で日本が敗れた翌年の昭和21年まで35年間を化粧品ひとすじで勤めた。

(戦後に独立)

高橋東洋堂から独立し、昭和21年、51歳にして小林合名会社を設立、2年後、昭和23年に株式会社小林コーセーを設立し、代表取締役に就任した。

(信用第一の商いを貫く)

終戦後の品不足の中、化粧品がヤミで公定価格の2倍にも、3倍にも売れるという時代に自社の商品の品質と信用を保つため、日本初となる「小売店直接販売方式」による定価販売の協約制度を導入するなど、既成概念にとらわれることなく順調に会社を拡大していった。
まさに、信念の人であった。