「家族史」デジタル化と保存場所

従来の家族史は紙媒体(もの)や記憶の伝達でした。そのため、人から人へ記憶として語り受け継がれていたものがほとんどです。また、家系図を戸籍や寺院情報から調べて作成した「家系図」「思い出写真」も紙媒体のため、家じまい、災害、継承者がいなくなるという問題がありました。近年では、インターネットが普及し家族史を、デジタル化して一括管理し未来につなげることが出来るようになりました。
【家系図】デジタル化と永代保存

相続には遺産の相続だけでなく、「家系図という家族の歴史」があります。せっかく作成した家系図は紙媒体であるため保管スペース、管理費、引き継ぐ人、災害時、紛失などで長期保存が難しくなっていました。しかし、昨今のデジタル化ででの継承が可能になりました。
故人の写真アルバムをお墓に残す

故人の写真アルバムの保存場所として思い出ウェブサイト(追悼サイト)が便利です。思い出サイトは永代保存型のウェブサイトでることから長期間の保存が可能です。またフェーフェイスブックや各種写真クラウドサービスから写真を統合する機能が追加され保存したい写真を簡単に集約することができるようになりました
有名人の「追悼サイト」とは

最近では、有名人が亡った後に所属事務所などがインターネット上に「追悼サイト」を立ち上げるケースが多くなっています。欧米では、2009年に亡ったアップル創業者のスティーブジョブズさん、国内でも野球の野村監督(3月に追悼サイト閉鎖)、俳優の三浦春馬さん、最近では料理家の高木ゑみさんなどがあります
【ネット墓】QRコードが欧米で人気の理由

欧米では、インターネット上でお墓を作成してQRコードをリンクし、そのQRコードをお墓・追悼碑・記念碑などに追加することが流行しています。オーストラリア、英国、米国で埋葬地では、既に1,000万以上のネット墓が建立されています
ネット墓は永代供養

多くの方々がネット上のお墓を永代墓として欧米では建立しています。このネット上のお墓の永代供養の利用には管理費が不要で、子供や孫のお墓の継承が簡単なためメリットがあります。”ネット墓”は世界70万人のメンバーが現在活用中です